町田康「告白」を読むのに10ヶ月かかった

告白 (中公文庫)

告白 (中公文庫)


2008年4月、入社式があった日に買い、ちょっとずつ読み進めていたら、読み終わる頃には年が明けていた。
「告白」は、実際に起きた大量殺人事件「河内十人切り」をモチーフにした長編で、文庫版は850ページもある。厚みにすると4cmくらいある。
町田康の語り口は相変わらず軽妙で、こんなに長くても飽きない。最後の最後まで訴えかけてくる。うん、いいものを読んだ。次は何を読もう。